一口馬主における種牡馬の選び方【種牡馬別の勝ち数を公開】
自身の出資馬が競馬に出走することは第一目標ではありますが、やはりレースに出るからには勝ってほしいですよね。
そこで2019年度で上位5つの種牡馬別の勝ち数を見てみましょう。
順位 | 種牡馬 | 勝利数 |
---|---|---|
1 | ディープインパクト | 257 |
2 | ロードカナロア | 160 |
3 | ハーツクライ | 151 |
4 | ルーラーシップ | 109 |
5 | オルフェーヴル | 103 |
ディープインパクト
1位は皆さんご存じの通りディープインパクトです。
ディープインパクトは2012~2019の7年間でリーディングサイアーというとんでもない種牡馬です。
残念なことに2019年7月でこの世を去ってしまいましたが、競走馬としても種牡馬としても圧倒的な存在感を示していました。
今後はディープインパクトの後継種牡馬が出てくることを期待しています。
産駒の特徴としてはディープインパクト自身がそうだったように道中で脚をためて最後の直線に切れ味鋭い末脚を繰り出すことから馬場はスピードが必要な馬場が得意かと思います。もちろん重馬場などの馬場でも走りはしますが、良馬場に比べて若干力は落ちます。
適正距離に関しては短距離から長距離度の距離でもこなす能力を持っています。
ディープインパクト産駒の特徴
- スピードが必要な馬場が得意
- 重馬場の場合、力がおちる
- 適正距離はどの距離でも問題ない。
ロードカナロア
そして、2位はロードカナロアです。
初年度産駒でアーモンドアイ、2年目はサートゥルナーリアとG1馬を必ずといっていいほど輩出しております。
もともとロードカナロアは短距離からマイルまでを主戦として活躍していましたが、産駒馬は中距離でも活躍するような仔を輩出しています。
種牡馬としても若いのでこれからの産駒に期待ですね。
産駒の特徴としてはロードカナロア自身が短距離王ということもありスピード系の馬が多いです。また、新馬戦の勝ち上がり率はディープインパクトに次ぐ勝ち上がり率を誇っています。
適正距離に関しては最も成績が良いのは1600m~2000mになります。
アーモンドアイは2400mもこなしていますが、これはどちらかというと母系の血を引き継いでいるためだと考えられています。
また、ロードカナロアはサンデーサイレンスの血が入っていないため、非常に重宝されています。
ロードカナロア産駒の特徴
- スピード系の馬が多い。
- 新馬戦の勝ち上がり率はディープインパクトに次ぐ第2位
- マイルあたりの成績が最もよく長距離は力が落ちる
- 重馬場などもこなせるが良馬場が最も力を発揮する
ハーツクライ
3位はハーツクライです。
ハーツクライ産駒の特徴はその成長力ですね。スワーヴリチャードやリスグラシューといった古馬となって本格化した活躍馬がたくさん出てますね。
産駒の特徴としては短距離、マイルに比べて中長距離が得意です。
また、パワーが必要な馬場は苦にしません。
ただ、重馬場や不良馬場では少し力が落ちるでしょう。
ハーツクライ産駒の特徴
- 適正距離は1800m~、さらに2400m以上の成績がよい。
- 古馬になるにつれて力を発揮する傾向にある
- パワー系の馬場が得意だが重馬場、不良馬場では少し力が落ちる
ルーラシップ
4位はルーラシップです。
産駒は菊花賞馬のキセキや重賞を勝っているダンビュライト、メールドグラースなどがいます。また、ルーラシップの父は種牡馬としても有名なキングカメハメハになります。
そのため、キングカメハメハの後継種牡馬として活躍しています。
特徴としてどちらかというとスピード型よりパワー型の印象ですね。
また、不良馬場で菊花賞を制したキセキのように重馬場でも苦にしないところが特徴の一つです。
適正距離は1800m~2000mくらいの中距離あたりだと思います。
ルーラシップ産駒の特徴
- パワー系の馬場が得意
- 適正距離は1800m~2000mの中距離
- 重馬場、不良馬場は得意
オルフェーヴル
第5位はオルフェーヴル産駒です。
産駒の中にはエポカドーロやラッキーライラックなどすでにG1馬を輩出しています。
ただ、オルフェーヴル自身もそうだったように父のステイゴールドの血を強く引き継いでおり、気性が荒い特徴があります。
適正距離に関しては最も成績の良いが1600m~になっています。
重馬場でも不良馬場でも能力が落ちるということはなさそうです。
オルフェーヴル産駒の特徴
- ステイゴールドの血を引いているため気性が荒い
- 適正距離は1600m~
- 産駒の当たり外れが大きい
- 重馬場、不良馬場などのスタミナ勝負に強い
まとめ
2019年度の種牡馬別勝利数は以上のようになりました。
種牡馬の特徴を捉えることで出資する馬の検討材料になるかと思います。
出資馬の選び方に関しては以下の記事で紹介していますので参考にしてみてください。